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  • 執筆者の写真XBJ Staff

なぜ今、元型(アーキタイプ)なのか?その1:2024年のテーマとザビエの独自性について



こんにちは。ザビエ・ベトコート・ジャパンの持田直子です。 さきほど、来月早々に行われるオンラインWS『元型探求シリーズ①グレイトマザー/太母』について、開催の案内記事を仕上げました。 これから、『元型』という言葉が初めての方や、あいまいに理解している方にも、なぜザビエは『潜在意識』や『元型』と言い出したのかについて、私が理解していることを補足的に共有したいと思います。 まず最初に、2024年のザビエのテーマやその背景に触れていこうと思います。 ご興味があれば最後までお読みいただければ嬉しいです。


 

2024年のテーマ


今年、そして2024年中に本格的に冥王星が水瓶座に入ることで、新たな時代への過渡期が始まるとされています。数年前からすでに「風の時代」とも呼ばれ、社会や個人の変革が起こる可能性が高まっていますね。ザビエ・ベトコート・ジャパンは、この先20年間が「未だ誰もみたことのない世界」を共に目撃し、体験する時期になると考え、2024年において以下のテーマを掲げています。

占星学を活用した潜在意識の探求と理解



このテーマには、いくつかの要素が含まれています:


  1. 冥王星と水瓶座の影響の理解: 冥王星が水瓶座に入ることによる影響を占星学的な視点から理解し、これが社会や個人に与える可能性を探求します。水瓶座は創造性や変革、そして人類の集合でつくられる社会全般を象徴しており、また、「変容」というキーワードで象徴される冥王星のはたらきかけから、私たちは目をそらすことはできないでしょう。

  2. 潜在意識の深層心理へのアプローチ: 占星学だけでなく、潜在意識や深層心理にも注目します。個人や人類としての集合意識を理解するために、潜在意識の奥深くに潜む要素やパターンを探求します。これにより、個人の行動や思考の根源が明らかになることで、個人それぞれの成長や変容へと繋がるでしょう。

  3. 自己と他者への理解の深化: 占星学や潜在意識の探求を通じて、自分や他者への理解を深めることで、本来の自分を生きるということ、そして周囲の人がその人自身を生きるということを相互に尊重しあい、必要な時には支え合うことに繋がるでしょう。



ザビエの独自性と伝えたいこと


ザビエがこれまで伝えてきた内容は、通常の占星学的なシンボルや要素に留まらず、人間の意識の仕組みや人類の進化に関連する深層の要素を常に盛り込んでいます。これまで切り口として採用してきたサイン、ハウス、天体などの占星学的な側面だけでなく、今年はさらに、人間の心理や象徴学など、通常あまり注目されないが実は重要な背後にある要素にも焦点を当てていきます。


ご存知の方も多いと思いますが、ザビエは占星学に精通しているだけでなく、心理学や象徴学にも造詣が深く、これらの領域を占星学に統合しています。心理学においては、ユングだけに留まらず、フロイト、アドラー、児童心理学のウィニコットやその他、広い知識を有しています。


例えば、スイスの精神分析者ユングが占星学と人間の心を結びつけたように、ザビエも占星学の出生図と人間の意識の仕組みを独自の視点で結びつけ、捉えています。彼の占星学における独自性の大きな要因は、こうした総合的なアプローチにあります。


2024年、ザビエは占星学へのアプローチに留まらず、むしろ占星学を活用することで、私たちの意識や人類の集合意識にアプローチしていくことを提案しています。それは占星学を通じて深化した理解を私たち一人一人が持つこと、つまり、意識と人類の進化に個人のレベルで貢献することを目指しているのかもしれません。


冥王星水瓶座の作用


ここからは、ザビエが伝えようとしていることの私なりの解釈を少し共有したいと思います。 占星術のサイン・ハウス・天体・アスペクトだけに限らず、そこにザビエが占星学を通して見ている意識の世界を組み合わせることで更に見えてくる、『人類の意識世界と個々の個性や特徴』がある。そして、古くから時間をかけて形成されてきた占星術の持つ意味や解釈に囚われ過ぎず、むしろそれらを超えたところにある独自性が誰にしもある。ザビエがこれから時間を共にする人たちに、それぞれの独自性をより深く知り、知ったことを更に日常に活かしていくことを、ザビエ自身の実践も含め、提案しているのだと思います。


ザビエはすでに、そのアプローチを参加者の皆さんと共有し始めています。それも、冥王星が水瓶座に本格的に動くことも関係していると私は思います。来月のワークショップ『グレイトマザー』の案内文に、ザビエ自身の言葉で書かれたものあるので、以下に引用でご紹介しますね。


今回は、元型(アーキタイプ)・コンプレックス・シンボルの観点から、これらの概念を探求し、発展させたいと思います。 冥王星の本格的な水瓶座トランジットは、この2024年の終わりまでに始まり、ほぼ20年間続きます。 一方で、天王星が支配する水瓶座は、人間の精神と社会的相互作用の発展に対する、進化という名の大きなジャンプを提案し、他方で、冥王星は人類を構成する生命の根源的で最も原始的な力を象徴しています。この組み合わせは強力で革命的なのです。だからこそ、人間の魂・心と無意識・個人的なものと集合的なもの・俗なるものと聖なるものの基本構造を理解し、再検討する必要があると言えます。

最後の部分、だからこそ、人間の魂・心と無意識・個人的なものと集合的なもの・俗なるものと聖なるものの基本構造を理解し、再検討する必要があると言えます。』

と伝えている点に、着目しながら、元型とは何か?というお話に入っていきたいと思います。


その2へつづきます。



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