2019年以来、ザビエが久しぶりに土星に焦点を当ててお伝えします。
こんにちは。ザビエ・ベトコート・ジャパンの持田直子です。
今日は、5月連休中「朝」の時間帯に2時間×3日間でお届けする、ザビエ占星学の真骨頂・土星をテーマに、誰しもが日常を生きる中で活用している「無意識のパターン」について探求するワークショップのご案内です。
先月冥王星が水瓶座に入ったことは、地球規模レベルでの変化変容が加速することの象徴であると言われていますが、そこに住まうわたしたちひとりひとりにもその変化が及ぶと考えることは不自然ではありません。2023年に入ってから、ザビエの口からも個人セッションやワークショップにおいて、「個人の変容」「個性化」「個性化のプロセス」という言葉が今まで以上に頻繁に発せられるのを隣で通訳をしながら日々感じています。
わたしたちがサバイバルのために順応せざるを得なかった、幼少期に体験する「環境や雰囲気」というのが誰にしもあります。そのサバイバルのために自らが生み出した「無意識のパターン」は、天体でいうと月と土星のコラボレーションによるもの、とザビエは話します。そのパターンは、使い手である自らの手によって、繰り返し繰り返し使われていくからこそ「パターン」となるのですが、自身の経験や成熟度に伴い、そのパターンはいつしか、
生きるためのものではなく
葛藤や困難を生み出すやり方そのもの
になってしまう、とザビエは言います。だからこそ、自らの手でそのパターンを超えていくことが、今誰にしも課されていることなのではないか、というのもザビエの見解であり皆さんへの提案なのです。
そこで始まった「冥王星水瓶座時代を生きるシリーズ」。
2月に開催した「月と土星」ワークショップを経て、今回はついに「無意識のパターン」自体について切り込む機会となります。今回のWSからご参加の方も歓迎します。前回の「月と土星」を動画視聴した上でご参加になることも可能です。その際は、継続参加割引適用価格にてご参加いただけます。
ザビエと言えば「土星」とイメージしてくださる方は多いのではないでしょうか。わたしもその一人なのですが、2019年11月に名古屋で開催した「2020「統合」という名の曼荼羅 ~土星の山羊座から水瓶座への移行がわたしたちに伝えること~」(セミナー動画販売中)でのザビエから伝えられた話は、今もわたしの中に色濃く残り続けていて、書籍化したい(と思いなかなか準備が追いついていないのですが)ザビエのアートピースです。そんな風に思えてしまうほど、ザビエが語る「土星」の叡智には日常を生きる上で、個人としての意識の成長・成熟を進めていく上で、心揺さぶられるものになっています。
今回は、その時以来久しぶりにザビエが土星についてフォーカスする機会となりました。わたしも個人的に非常に楽しみにしています。連休中であることと、ザビエのいるメキシコシティとの時差を鑑み、今回は朝早い時間での開催とさせていただきました。思考がスッキリとしている朝の時間帯に、ぜひザビエと濃厚かつ重要なテーマをご一緒してくださいますことを、心よりお待ち申し上げております。まずは、ザビエからの熱を帯びたメッセージをぜひお読みくださると嬉しいです。
2023年4月14日
持田 直子
ザビエ・ベトコート・ジャパン
<ザビエ・ベトコートより>※原文は当ページの最後に掲載します。 月(母、自然、生物学的法則)がわたしたちに生命をもたらし、肉体と魂を保有することを与える一方で、土星はわたしたちがこの世にとどまり、可能な限り安全に、可能な限り充実した人生を送るように、と見届けるのです。
わたしたちがそれぞれの本来の目標を達成し、本来のやるべきことをやり遂げることができるように、土星は生まれたときからわたしたちを訓練し、生き続けること、苦難に耐えること、そのために必要な道具を身につけること、そして自分が持つ能力を最大限に認知できるよう、手助けをしてくれるのです。そうであるからこそ、土星は、一見厳しいイメージに見えるかもしれませんし、いかにも不愛想で陰気な態度をとっているように見えるかもしれません。しかし、人生は厳しく予測不可能であること、わたしたちにはそれぞれ障害や弱点があること、そして何よりもわたしたちの時間は限られていることから、土星は、わたしたちを甘やかすことはできないことを知っています。土星は時間の支配する主なのです。
形づくることとサイクルを生み出すことの母型(マトリックス)である月は、すべての形と肉体が持つ運命にわたしたちを縛り付けることをしています。感情を通して、月はわたしたちに人間であること、肉体を持ち人間として生きることがどんな感じであるかを体験させるのです。しかし、土星は、そのような経験や体験を最大限に生かすことを学ぶのを助けてくれています。だからこそ、土星はわたしたちに現実にしっかり足を着け、自らを大地に根付かせ、構造を構築することを求めるのです。
ここで言う『構造』が、パターンもしくは一連のパターンと呼ばれるものです。わたしたちは誰しもが、自分の生を全うするため、そして多用されている『使命 - mission 』という言葉に意味付けていることの実現を満たすために、実用的で機能的なデザインを必要としています。そうです、木星はわたしたちに『使命感』を与えてくれるのです。がしかし、土星の助けなしには、わたしたちの使命を達成することは不可能です。
では、わたしたちにとって一体どんなことが問題となるのでしょうか?月はわたしたちがひとたびパターンを構築してしまうと怠け者になり、その同じパターンを使うことでパターンを繰り返し続けてしまい、そのパターンが在ることすらも無意識の中に隠してしまうことで、わたしたちに変化に対する恐れを感じさせてしまうことが、問題なのです。しかし土星は、わたしたちの現実が変化するにつれ、新しいパターンで自分を適応させ、より効率的になる必要があること、そしてそうすることで、わたしたちが自らの成熟度を増すことや生を全うできるということを知っているのです。
もし、変化への恐れや抵抗から、わたしたちが意識的あるいは無意識的に古いパターンを繰り返しているとしたら、身動きが取れなくなり、進化を損なうことになり、個性化の道が閉ざされることになります。個性化のための努力などしたくない、という主張は正当なことかもしれませんが、そこに起きうる問題は、その人が落ち込んでイライラし、現実(土星)との接触を失い、病気(という症状)にさえなってしまうことができることです。
土星を尊重しなくてはなりませんが、恐れるべきでもないのです。なぜなら、土星の意図することは、常に真実を教えてくれるわたしたちの親友のような存在であることなのですから。
ワークショップアジェンダ 1日目
土星と月、オポジション、サポートとの連動性
土星のパターン、月のパターン
2日目
土星はどのようにパターンや構造を整理するのか
神経症と強迫観念
3日目
気づきと個性化の鍵としての土星
ミッドヘブン(MC)の顕示
一見矛盾に見えること:土星と自由
皆さんとご一緒できることを楽しみにしています。
ザビエ・ベトコート
翻訳:持田 直子
オンラインワークショップ
with ザビエ・ベトコート
水瓶座冥王星時代を生きる
シリーズ Vol.2
SATURN & PATTERN
~無意識のパターンを超えてさらなる個性化の道へ~
開催日:
2023年
Day 1 5月3日(水) 7:00 - 9:00 am
Day 2 5月4日(木) 7:00 - 9:00 am
Day 3 5月5日(金) 7:00 - 9:00 am
※後日、希望者による「セルフインクワイアリーデイ」開催予定(日程未定)
※全日程録画を行います。
※6:50 am より待機室を開場します。
※ オンラインビデオ会議システムZoomを使用します。
講師:ザビエ・ベトコート
通訳:持田 直子(ザビエ・ベトコート・ジャパン)
参加方法・参加費:
※参加タイプは4通りあります。
①一般参加
対象:どなたにもご参加いただけます(占星術の習得レベルは問いません)
ライブ・動画 ¥30,000
ライブ・動画参加の日を組み合わせていただけます。
全日程の録画動画を後日配信(動画視聴期間無制限)
②継続参加
対象:Vol.1月と土星WS、Metasymbolica、8ハウス研究会S3参加者
ライブ・動画 ¥25,000
全日程の録画動画を後日配信(動画視聴期間無制限)
オススメ!③Vol.1月と土星WS動画込み一般参加
ライブ・動画 ¥55,000
全日程の録画動画を後日配信(動画視聴期間無制限)
月と土星WS動画 + 補講動画 2本付
④ザビエによるWS1日体験参加(ライブ参加限定・日程選択可能) 1日のみの参加限定 ¥9,000
※動画の配信は行いません。
お支払方法: 銀行振込・クレジットカード
※振込での分割支払ご希望の方はお申込時にご相談ください。
必ずご確認ください キャンセル規定:
ご予約確定後にキャンセルされる場合、下記の規定に伴い、キャンセル料をご請求させていただきます。
開催日1週間~前々日前までのキャンセル 参加費の30%
前日キャンセル 参加費の50%
当日キャンセル 参加費の100%
参加に必要なもの・環境:
カメラ付・インターネット接続可能な端末 (スマートフォン、パソコン、タブレットいずれかの端末)
安定したwifi接続環境
※シェアリング・質疑応答時はお顔出しの状態でお願いします。
参加時にあると有用な情報:
ご自身の出生図(ホロスコープ)
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原文 SATURN AND PATTERNS
Go beyond unconscious pattern and walk to the path of individuation
While the Moon (Mother, nature, biological laws) brings us to life and allows us to have a physical body and a soul, Saturn makes sure that we remain in the world, as safe as possible, and live our life as full as possible.
In order to help us attain our goals and complete the task that we all are meant to perform, Saturn trains us since we are born, helping us to survive, endure hardships and acquire the tools and become able to recognize our best capacities. Thus Saturn may seem stern and severe; he can even cast an unfriendly and somber attitude; but Saturn know that he cannot indulge us because life is hard and unpredictable, that we have impediments and weaknesses; and, most of all, our portion of time is limited. Saturn is the Lord of Time.
As the matrix of shapes and cycles, the Moon bounds us to the destiny of all forms and body; through emotion, the Moon makes us experience what it feel like to be human and have a body. But Saturn helps to learn make the best of such and experience. For this Saturn requires us to be grounded in reality, and on it, built a structure.
That structure, or structures, is called a pattern or series of patterns; we all need a practical and functional design, for achievement, for the fulfillment of our so called mission. Yes, Jupiter provides us with the sense of mission, but it is impossible to accomplish our mission without Saturn’s help.
So, what is the problem for us here? The problem is that the Moon becomes be lazy when we have already built a pattern, she wants to keep using and repeating the same patterns, she hides them in the unconscious and makes us afraid of change. But Saturn knows that, as reality changes constantly, we need to adapt ourselves with new patterns and become more and more efficient for maturation and achievement.
If out of fear and reluctance to change, we consciously or unconsciously repeat old patterns, we become stuck and we compromise our evolution, thus the path of individuation is obstructed. It could be legitimate for someone to say l do not want to make any kind of effort for individuation, but the problem is that he or she becomes depressed and frustrated, even lose the contact with reality (Saturn) and even get ill.
We have to respect Saturn, but we should not be afraid of him because he means to be our best friend, a friend who always tells us the truth.
FIRST DAY
HOW SATURN WORKS WITH THE MOON, OPPOSITION AND SUPPORT
SATURN PATTERNS AND MOON PATTERNS
SECOND DAY
HOW SATURN ORGANISES PATTERNS AND STRUCTURES. NEUROSIS AND OBSESSION
THIRD DAY
SATURN AS THE KEY FOR AWARENESS AND INDIVIDUATION
THE REVELATION OF THE MID HEAVEN
AN APPARENT CONTRADICTION: SATURN AND FREEDOM
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