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【募集開始】オンラインワークショップ:更年期ー文化的偏見を超えて

執筆者の写真: XBJ StaffXBJ Staff



こんにちは。ザビエ・ベトコート・ジャパンです。 3月に突入しました。ここ数年、季節の変わり目が突然過ぎて「衣替え」が全く追いつきません。そんな風習すらもこれからの気候変動で変わっていくのでしょうか・・・


ザビエは、拠点を現在香港に移し、いつもの住み慣れた香港の街で相変わらず忙しい時間を過ごしているようですが、春節が過ぎ、ここ最近は少し落ちついているとのこと。

さて、今日はかねてからその内容を練っていた単発でのワークショップについてご案内させていただきます。


更年期


についてです。


「更年期」という言葉を聞いて、どのようなイメージを持ちますか?

「老いの始まり」「体の変化が怖い」「社会的な役割が終わる」そんなネガティブな印象を抱くでしょうか?わたしは、そんな風にとらえたことが過去何度もあります。


でも、本当にそれだけでしょうか?


というのが、今回ザビエからの問いかけなのです。

このワークショップでは、占星術とユング心理学の元型(アーキタイプ)の視点から、更年期を新しい視点で捉え直します。進化心理学では、祖母世代の女性が長く生きることで人類の存続を支えてきたという仮説があります。また、古くから「魔女」「老婆」「セイレーン」といったネガティブな女性像が生まれた背景には、成熟した女性の持つ力への恐れがあったのかもしれません。


私たちはなぜ、更年期を「衰退」としてしか捉えられないのか?そして、占星術の視点から見たとき、更年期にはどのような意味があるのか?


2日間にわたり、木星・土星・集合天体のシンボルから、更年期の象徴を探り、社会的・文化的な偏見を超えた新しい視点を見つけていきます。


また、社会の枠組みにとらわれず、更年期を自分自身の「新しいステージ」として生きた女性たちのホロスコープを用いて、ヒントを得るきっかけにします。


「閉経を迎えると、女性の役割は終わる」――そんな考え方はもう古い。新しい「女性の生き方」を、自分の中に見つけてみませんか?


というザビエからの招待状です。 まずはザビエから皆さんに宛てて書かれたその提案メッセージをお届けしますね。 じっくりお読みいただけたら嬉しいです。

 

更年期 文化的偏見を超えて


ザビエ・ベトコート



長年にわたり、女性クライアントが抱える更年期への不安に向き合ってきました。私が占星術のコンサルタントとして活動を始めた頃は、このテーマはまだ自分には遠いものに感じられました。それでも、さまざまな世代の女性――若い人、成熟した人、高齢の人――と関わる中で、常に「自分だったらどう感じるか?」という視点を持ちながら向き合ってきました。


しかし、長い間、更年期はどこか「他人事」であり、私と対話を重ねてきた女性たちが語る経験として受け止めるにとどまっていました。一方で、どこか違和感が拭えず、社会全体が更年期というプロセスをどう捉えているのか、その文化的なアプローチには根本的な問題があるのではないかと感じていました。


私は、ラテンアメリカ、ヨーロッパ、アメリカ、日本といった異なる文化圏の女性たちと接し、専業主婦、子どものいる女性・いない女性、企業のエグゼクティブ、知識人、伝統的な価値観を持つ人、リベラルな価値観を持つ人――さまざまな立場の女性たちと対話をしてきました。それでも、根底にあるものは共通していました。すなわち、更年期はすべての女性にとって避けられないプロセスであり、「老い」「衰え」「社会からの疎外」、さらには「自己否定」を象徴するものと捉えられているということです。知的な地位や社会的な影響力を持つ女性でさえ、このテーマに対する不安から逃れることはできませんでした。


しかし、進化心理学や複雑系理論を学ぶうちに、ある仮説に出会いました。それは、祖母たち――すなわち、生殖能力を失った年長の女性たち――が、より長く生きることを選び、娘や若い母親を支え、子どもたちの世話をすることで人類の存続に貢献したという考え方です。かつて多くの女性が命を落としていたため、人類の存続が危機に瀕していたというのです。この仮説によれば、私たちホモ・サピエンス・サピエンスが今日存在しているのは、祖母たちのおかげなのです。


この視点から、更年期というテーマを捉え直してみると、それは単なる「女性の身体的な変化」や「不快な老化プロセス」ではなく、深い意味と神秘性を帯びたものとして見えてきます。


では、社会や文化がどこで「間違った」のか?私たちは、この大きなテーマを、どうすればより前向きに、かつ現実的な視点で捉え直すことができるのか?


この講座では、占星術とユング心理学のアーキタイプ(元型)の視点をもとに、更年期というプロセスの本質に迫り、これまでの社会的な固定観念を超えていく方法を探求していきます。


以下原文

MENOPAUSE, BEYOND CULTURAL PREJUDICES For several years, decades even, I have been dealing constantly with the anxiety of my female clients about the menopause; since I started as a young consultant, the theme seemed too distant for me in spite that I dealt with women of different generations, young, mature and old, in a close way. One part of me always tries to identify itself with the persons is in front of me.


For a long time, the menopause seemed to me a sort of fate that concerned those women who were sharing their knowledge and experience with me; I, however, remained constantly with an uncomfortable feeling that there was something fundamentally wrong, or very wrong, in the approach that women, as well as society and the general cultural attitude, towards the menopause process.


I deal with different cultures, Latinamerican, European, American, Japanese, house wives, women with or without children, executives, intellectual or not intellectual, liberated or traditional, but the bottom line has always been the same: not only is menopause an unavoidable process for all women, a sort of fate that announced old age, decadence, social rejection, and worse, self-deprecation. And all these themes in spite of many of those women keeping and defending their social power or intellectual status.


Studying Evolutionary Psychology and Complexity theories, themes that have caught my attention for some years, I came into the thesis about how the grandmothers, the old females who stopped being fertile, decided to live longer to help the daughter take care of babies and children left alone. It seems that so many females were dying that the human species were put in jeopardy. This hypothesis asserts that we, homo sapiens sapiens, are here thanks to those grandmas.


From there, I started approaching the theme as something meaningful and mysterious, something beyond a mere process of female biological and uncomfortable process of decadence.


What went wrong in the social and cultural approach? How can we look into such a big and overwhelming theme, in a positive and realistic way?


This is our challenge based on astrology and archetypal Jungian perspective.


 

プログラム内容

1日目:

テーマの導入 医師たちは「閉経」と呼ばれる月経パターンの変化について多くを知っています。しかし、本当にその経験を知っているのは、女性自身です。

象徴について

  • 女性の身体とは何を象徴するのか?

  •  ― 自然の中での「運命」としての役割

進化論的観点から見た更年期

  • 木星・土星・トランスパーソナル(超個人的)な惑星と更年期の関係

  • これほど個人的で親密な経験が、種の存続という進化的かつ複雑なプロセスとどのように結びついているのか?

更年期が示す女性の元型(アーキタイプ)とは?

  • 男性が抱く「女性的なもの」への恐れ

    • 資源に富み、知恵を持つ勇敢な祖母

    • しかし、それとは対照的に、ネガティブな女性のイメージ――

      • 魔女(Witch)

      • 老婆(Hag)

      • ハーピー(Harpie)

      • セイレーン(Siren)

      • ファム・ファタール(Femme Fatale)


2日目:


女性のプロセスにまつわるネガティブな象徴と「女性の力」

  • なぜこれらの負のイメージは、実は女性の力を象徴しているのか?

  • それらはどのように更年期と結びついているのか?

更年期に対する肯定的な態度の変化

  • 単なる願望ではなく、更年期の持つ本来の意味や進化の力を深く理解することから始まる

  • そのための新しい視点の提案


男性にも「更年期」はあるのか?


社会的・文化的偏見を乗り越えた3人の女性のホロスコープ分析

  • 彼女たちはどのように更年期を捉え、どのように乗り越えたのか?


学ぶべき教訓とは?

「祖母たち」というキーワード

  • 私たちが今ここにいるのは、彼女たちのおかげである

  • 祖母たちの知恵と役割を見直し、新しい視点を持つ


 

開催概要


日時:

Day 1 3月20日(木・祝) 20:00-22:00 Day 2 3月21日(金) 20:00-22:00


※2日通しのプログラムとなります ※途中でリフレッシュ休憩をとります 講師:

ザビエ・ベトコート

通訳 持田 直子


対象:

どなたにでもご参加いただけます。


参加方法:

ライブ参加 または 録画参加 ※すべての参加者に後日アーカイブ動画をお送りします


参加費:¥22,000


お支払方法:

銀行振込・Paypay・クレジットカード決済

詳細はお申込後、返信のメールにてご案内します。


参加申込方法:

所定の申込フォームにご記入・送信してください。

お申込後3営業日以内に、返信で詳細案内のメールが届きます。 参加費お支払確認後、参加受付完了となります。


参加に必要なもの・環境:

インターネット接続可能な端末

安定したwifi接続環境 ご使用の機器やZoomに関する設定は各自でお願いします。

※シェアリング・質疑応答時はできるだけお顔出しの状態でお願いします。


参加時にあると有用な情報:

ご自身の出生図(ホロスコープ)


必ずご確認ください キャンセルポリシー:

お申込後にキャンセルされる場合、下記の規定に伴い、キャンセル料をご請求させていただきます。


開催日3日前までのキャンセル  参加費の30%

前日キャンセル   参加費の50%

当日キャンセル   参加費の100%

ご返金の際、振込手数料のご負担をお願いします。


 
 



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